12月18日(日)・19日(月)は有機農業BLOF理論喜界島講習会でした。島根県邑南町より講師の元木先生をお招きし、「高品質」「高栄養」「高収量」を実現するBLOF理論について学びました。初日講習会では化学式のオンパレード。作物が成長する仕組みを化学式を用いて詳しく解説。作物が美味しくなる理屈、しっかり収量を採る理屈を解説して頂きました。そういえばこれ習った!という学校で習った理科がたっぷり。こうやって農業と理科をリンクさせて教えて頂けるとほんとにおもしろい。午後は簡易キットを使っての土壌分析。こんなに簡単に調べられるのかとびっくり。その結果にもびっくり。こんなにミネラル入っているのか!(先生もびっくり)。
翌日は現地検討会。昨日習った講習内容と土壌分析結果を頭に置いて、現場にて問題のあぶり出しと対策。講習内容と土壌分析結果があるので畑や作物への見方が全然違う。客観的に見ることはほんとに大事です。今まで「たぶんこうだろう」でかなり来ていたので、猛反省でした。

両日とも朝9時から16時までの6時間講習×2日間でした。おそらく喜界島でこんな農業研修は初めてだろうと思います。内容も濃すぎてあっという間で、頭がパンパンです。

喜界島は昔から「美味しいものが採れるね~」とよく言われます。何となくサンゴのミネラルが関係しているのかなあ、ぐらいしか思ってなかったけど、実際数値化して内容知って「すごい!」ということを改めて実感。それだけではなく、一番高くて200mの平らな大地、気温が年間10度から35度で推移する気候、豊富な水と有機物。かつて歴史上、大宰府と琉球を結んだ交易拠点がなぜ喜界島に選ばれたのか。そう考えると喜界島は美味しい作物がたくさん採れる条件が本当に揃っている。

オーガニックアイランド喜界島。その可能性をとんでもなく感じた2日間でした。はるか出雲の国より来て指導下さった元木先生、本当にありがとうございました。